東京ラブストーリー

まずは単刀直入に。
以前ここに書いた、連絡先もわからなかった彼と再会できました。
 
 
今日は曇り空だけど、私にはどこまでも広く高く澄み渡る美しい青空にしか見えません。
モノクロからフルカラーの世界へ。
特大モニタにも耐えられる超最高画質で。
まるでディズニー映画のように草木や花々、無機質に立ち並ぶビルまでにも豊かな表情がつけられ、「私ったらシアワセ〜!!!」と小鳥たちと一緒に世界中に向かって唐突に歌い出したいような気分です。
 
 
まさか彼も私を探していただなんて。
私にまた会いたいと思っていてくれていただなんて。
お互い何の手掛かりもなかったのに、こんなドラマみたいな展開があっていいのだろうか?
神様は確かに居ました。
東京は砂漠ではありませんでした。
賽は投げられるものではなく、自ら投げるものなのだ。
 
 
まさかこんなことが起こるとは。
 
いつもこの言葉だった。
ミスチルだって歌うぐらいに
“何が起こっても変じゃない”この時代、ボタンをちょっと掛け違えただけで
良くも悪くも思わぬ方向へとんでもない出来事が始まってしまうのだ。
いつもいつもそうだった。
 
…何言ってんだと思うかもしれないけど、aikoの「蝶々結び」という曲の
ジンクスというかおまじないを知ってますか?
着メロ(死語)に設定すると好きな人から連絡が来るとかいうアレ。
 
再会のきっかけとなったその日、iPhoneでシャッフル再生したらたまたま流れてきたその曲を、
ジンクスのことも含めて懐かしいなあ、会いたい彼と再会できたらいいよなーアハハ、なんて聴いてたんだけど。そのまさかが。
我々、一生懸命探しましたよ、そしたらね、見つかりましたよ、見つかったんですよ、ってまた懐かしのバラ珍も驚きの展開が。
 
ヒマ人日本代表の私は特にすることもなくフラフラとしていたその日、歩き疲れて座りたくなり、
いつもならドトール辺りで適当に済ませるところを、ふと思い立って彼と初めて会ったそのお店へ向かったのでした。
 
他にお客様が居なかったのをいいことに、お店のかたにこっそりと、
私としてはかなりの勇気を振り絞ってみたら、会いたかった彼はそのお店の常連で、あれよあれよと言う間に新しい展開が始まった。
 
電話番号を書いたメモを託してみたら再会できた、それだけだけど、
それでも私には大きな事です。
 
実は初めて会ったときにすでに彼の連絡先は聞いていたらしいのだが(酔ってて全く記憶にございません…)、
二人の電話番号の下4ケタが連番ということでかなり盛り上がったそうだ。(後から聞いた)
(ヒマ人日本代表だけでなく、酔っ払い日本代表もイケるかもしれない)
 
それなのに連絡が来ないことを悲しんでいたという彼。
私の番号が書かれたメモを見てすぐにわかってもらえて良かった。
どうしようもない酔っ払い伝説は本当にもうこれで終わりにしたいものです。
 
 
まだまだ踏み出したばかりだが、何だかもう風向きから何から違っていて、
この先は底抜けに明るいムードに溢れている予感がする。
私が思ってる以上のハッピーな“まさか”がたくさん散りばめられているはず。
きっとそう。そうだろう。そんな気がする。
「予感」だけで終わることのないようにしなくては。
 
“あの日あの時あの場所で君に会えなかったら僕等はいつまでも見知らぬ二人のまま”だったのだ。
「タイミング・フィーリング・ハプニング」とはよく言ったものです。
 
東京砂漠を彷徨い続けて見つけたオアシスでやっと手繰り寄せた、まだ緩くて結びかけの蝶々結び、誰にも解けないようにこれから堅く結んでいけますように。
 
はじめのいーーっぽ!
 
 
 
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Aちゃん、ご迷惑たくさんお掛けしました。本当にありがとう。
あなたはいつも私に新しい世界を広げてくれるね。これからは良い話をたくさんできるようにがんばります。
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出会ったきっかけとなったお店の方々、つないでくださったKさん、もういいと言われるぐらい通います。
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ドン引き上等のひたすらに重いあの記事を読んだあなたもありがとう。たまには吐き出してみるもんだな。